たてもの診断日記　

こんにちは、中村です。

ＧＷも終わり
いつもの仕事中心の日々へ

私はＧＷ、熊本方面に出かけておりました。
目的には前々から行きたいと思っていた八千代座・・・

明治43年に建設された現在も現役の芝居小屋です。






100年以上の歳月を経ても当時の面影を残す素晴らしい建物でした。

最近も平成の大修理を５年がかりで行なってたとの事で

素晴らしい建物はそのデザイン性もさる事ながら
定期的なメンテナンスも欠かせないのだと感じさせられました。






私も日頃、定期報告で様々な建物を拝見していますが
常々建物の定期的なメンテナンスの重要性を考えさせられます。

最近、建った建物でもメンテナンスが行き届いてなければ劣化は激しく

一方、古い建物でもメンテナンスが行き届いている建物は
魅力的に年をとっていくように思います。


ただ現状の定期報告業務はあくまでも災害時の為（タイルの落下、非常用照明の不点灯等）の
検査である為

例えば建物の綺麗に保つ上で気づいた点も
定期報告の検査内容になければ一般的にはスルーされます。


それはもったいない・・・


そこで大神設計では定期報告書類に添えて、

定期報告の点検項目にはない
建物を綺麗に保つ上で気づいた部分の写真をまとめた

「状況写真」（気づいた事リスト）

を添付しています。





これを見れば、今後どこを修繕する必要があるかはもちろん

実際の調査風景の写真も載せていますので
適正な調査を行なった上で定期報告書類を作成している事が

お分かり頂けるかと思います。


定期報告業務はまだ始まって間もない業種という事もあり

書類も調査内容も金額も
業者によってバラバラなのが現状です。

そのような状況の中
少しでもお客様に満足していただけるような
コダワリを社員一同、これからも考えていきたいと思います。